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鈴木無花果さんが雑記するようです。

小説をアップする場として利用するつもりです。

小説制作の方法論 シナリオに全てが宿るのか。

無花果です。

 

 今週末に岩手県盛岡市で開催される文学フリマというイベントに出る予定で、小説を売り出す準備をしています。

 「戻れない」というサークルで、「承認欲求」をテーマに小説をいくつか出します。

 

 今回ブログを開設したのも承認欲求を満たすためでもあったりもします。普段はツイッターに生息していますが、あまりに現実世界の自分と乖離していたり、お客さんに見られたらマズい発言等も多く、とはいえリアルな繋がりを持つ方々にネット上からも思いを届けたい気持ちもあり、鈴木無花果や京子という人格を切り離してキャッチ―な感じで存在させようとしているわけです。

 

 僕たちは共同作業で小説を書いています。まずは全体のおおまかな起承転結を僕が考えます。例えば以前書いた小説であれば、「男と女が対立している世界での男軍の物語。女は化物になっている。恋人の死などを乗り越えて女を殲滅する」というのが大筋のストーリーです。この時点でなんとなく十分な起伏が準備できそうと判断できれば、細かい展開を作りこんでいきます。

 

 実際に文字に起こしていく部分は京子がメインで担当します。ここで僕と京子の間で齟齬が生じることもありますが、基本的には京子の意見を尊重します。先程の話では女は化物になっているのは前述の通りですが、複数の「女」が結合して百足のような見た目をしている、なんて表現は京子のものです。

 

 京子との出会いは大学2年生だったか3年生だったか、とにかく僕が初めて小説を書いたときでした。僕は小説で最も重要なのはストーリーの展開だと考えています。これは今でも変わりません。そんな初めて書いた小説を当時同じゼミに所属していた京子に見てもらいました。結論としてはその時に京子は僕の小説を評価しませんでした。「面白みが無いというか。そうなることをそうなるという話をされても困る」というこれまた京子らしい文言で理解し難いかもしれないのですが、本質は細部に宿る、みたいな意味で捉えて構わないと思います。僕に圧倒的に不足している感覚はこれだと確信して、僕はその場で共同で創作をしようと持ちかけたのです。

 

「結局は私は私でいることになるんだけどそれでもよければ」

 

 そう言って京子は僕の胸に飛び込んできました。と同時に京子は着ていた服や持っていた鞄と一緒に薄く赤みがかった煙のようなものになってしまって、僕はそれを吸い込まざるを得ませんでした。京子が魔法使いのような存在だったとして、それを前提とした肉体はともかく既製品の衣類や化粧品が僕にどう取り込まれたのか、今でも少し不安になるときがあります。

 元々僕の妄想ですし、京子がいなくなったことで誰かの生活に影響が出るということはありませんでした。

 

 こうして京子は今のところ僕の中にいるのですが、あくまでも京子として存在している気がしてなりません。声が聞こえるわけでもなんでもないんですけど(たまに聞きたくなりますけど)。

 

 そんな2人ですが、僕が飽きるまで、見守っていただけると幸いです。

 

 

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